現在、イチイが取り組んでいるのが、地域コミュニティと連携して創り上げる新たな高齢者向け住まい「分散型サ高住」。
実は、シニアにとって地域での交流は良い影響を与えるものであることをご存知ですか?
そこで今回から、それを物語る「高齢社会白書」(令和4年版)の調査結果を数回に分けてご紹介します。
▼分散型サ高住について知りたい方はこちら▼
コミュニティを重視した高齢者向け賃貸住宅 イチイが取り組む「分散型サ高住の事業化プラン」が、2021年12月、国土交通省から「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」に選定いただきました。 これは高齢者などが安心して暮らせる住環境づくりで特に先導性が認められた事業に対し、国...
地域コミュニティがシニアにもたらす影響とは? 内閣府が調査!
内閣府が実施した「高齢者白書」(令和4年版)にある「高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査」では、高齢者の生きがいについて調査。その中で、高齢者と地域コミュニティの関わりを物語る調査結果がありました。
最初に生きがいを感じる程度について聞いたところ、「十分感じている」が22.9%、「多少感じている」が49.4%、合計72.3%となりました。
では、どのような時に生きがいを感じるのでしょうか。生きがいを感じる場面を具体的に落とし込んで調査を行いました。そこで聞いたのが「日常生活の状況について」。付き合い自体について聞いてみたところ、82.8%が「会えば挨拶をする」、57.3% が「外でちょっと立ち話をする」という結果となりました。
そこから今度は、近所の人との付き合い方別に生きがいを感じる程度について聞いてみると、生きがいを「十分感じている」と回答した人の割合は、「趣味をともにする」と回答した人では33.2%、「お茶や食事を一緒にする」と回答した人では30.4%、「外でちょっと立ち話をする」と回答した人では26.2%という結果に。いずれも、こうした付き合いをしていない人に比べ、高くなっています。
このように、近所の人との付き合いが高齢者の生きがいにつながっているということは、地域コミュニティは高齢者がイキイキと過ごすのに欠かせないフィールドであることがわかります。
分散型サ高住はここに着目した高齢者向け住まい。地域コミュニティがもたらす良い影響を凝縮した住まいと言えます。
調査結果は次回に続きます。