【高齢者白書から読み解く】シニアの生きがいと地域コミュニティの関係性 Vol.3

住み慣れた街から離れずに安心安全に暮らせるシニア向け住宅「分散型サ高住」。ポイントは、地域コミュニティとの連携です。シニア世代がイキイキと過ごすには、地域コミュニティとの交流が欠かせません。その理由は、シニアの生きがいが地域コミュニティと関わっているから。

前回に引き続き、「高齢社会白書」(令和4年版)の調査結果から、地域コミュニティがシニアに与える良い影響を見ていきましょう。

▼前回の記事はこちら▼

内閣府が調査! 外出頻度はシニアの生きがいにどんな影響を与える?

今回は、散歩などを含める普段の外出とシニアの生きがいについて調査した結果をご紹介します。

まず、外出するかどうかを聞いてみると「よく外出する」が55.6%、「たまに外出する」が29.9%、合計すると 85.5%という結果に。年齢・性別ごとに見ると、「よく外出する」が最も多かったのが65〜74歳の男性、「ほとんど外出をしない」が最も多かったのは75歳以上の女性でした。

では、外出頻度は生きがいに影響を与えるのでしょうか? 調べてみると、外出頻度が高い人ほど生きがいを「十分感じている」と回答した人の割合は高くなっていました。

少しの外出でも元気に、シニアにとって住み慣れた街はパワースポット!

この結果からわかるように、外とのつながりがあるとシニアは生きがいを感じやすくなることがわかります。

年を重ねると体力の衰えもあり、行動範囲は狭まってしまいがちです。だからといって自宅にずっといては心も体も塞ぎ込んでしまいます。遠くではなくても、定期的に外出をして体を動かすことが大切です。

住み慣れた街なら外出も億劫に感じず、ちょっとした気分転換にもなります。どこに何があるのかがすぐにわかり、自分のお気に入りスポットがある街はシニア世代にとってはパワースポット。

気軽に外出できる街に住んでこそ、イキイキと健やかな毎日が過ごせると言えるのではないでしょうか。

イチイでは、この住み慣れた街にフォーカス。地域とのつながりがあるシニア向け住宅が分散型サ高住です。

分散型サ高住は地域に点在する空室や空き家をバリアフリーなどシニア仕様にした住宅。住まいの近くには、地域住民と交流できる地域センターを設けています。

ちょっと外出すれば気分転換になり、街の仲間と話せば心が晴れる。

これが分散型サ高住なのです!

→地域センターについて詳しく知りたい人はこちらから

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