住み慣れた街から離れずに安心安全に暮らせるシニア向け住宅「分散型サ高住」。ポイントは、地域コミュニティとの連携です。シニア世代がイキイキと毎日を過ごすには、地域コミュニティとの交流が欠かせません。その理由は、シニアの生きがいが地域コミュニティと関わっているから。
これを物語っているのが、内閣府が実施した「高齢社会白書」(令和4年版)です。今回は、前回に引き続き同調査結果から地域コミュニティがシニアに与える良い影響を見ていきましょう。
▼前回の記事はこちら▼
イチイでは、中野区鷺ノ宮と西東京市に「プラスライフ地域センター」を構えています。地元住民が交流できるコミュニティスペースとして開設されました。 同センターが、現在イチイが取り組んでいる「分散型サ高住」の要となります。一体どのような所なのでしょうか。今回はプラスライフ地域センターについて...
友人・仲間との付き合いはシニアの生きがいにどんな影響を与える?
前回は近所の人づきあいとシニアの生きがいについてご紹介しました。今回は友人・仲間とシニアの生きがいについて見ていきましょう。
まず、親しくしている友人・仲間をどの程度持っているかについて聞いてみると、最も高かったのが「普通に持っていると感じる」(39.1%)、次いで多かったのが「少し持っていると感じる」(35.1%)でした。「たくさん持っていると感じる」(5.3%)の回答と合わせると、79.6%が親しい友人・仲間を持っていることがわかります。
また、親しくしている友人・仲間が多い人ほど生きがいを感じることがわかりました。より多く持っていると回答した人ほど、生きがいを「十分感じている」と回答した人の割合は高くなっています。
この調査から、人とのつながりが多いほどシニアは生きがいを感じる傾向があるとわかりました。
次回は外出とシニアの生きがいについてご紹介します。