賃貸住宅は高齢者にとって快適な住まい?高齢者の住み替えニーズと現状について Vol.2

超高齢化社会の日本ではいわゆる“独居老人”と呼ばれる高齢者の単身世帯が増えています。平成27年には男性約192万人・女性約 400万人のうち65 歳以上の人口合は男性13.3%、女性21.1%に。今後も増加していくでしょう。

しかし、これは賃貸住宅業界にはチャンスです。なぜなら高齢者によって賃貸住宅は快適な暮らしだできる住まいだから。しかし、高齢者は賃貸住宅に入居しづらいというのが現状です。なぜなのでしょうか。

なぜ高齢者は賃貸住宅に入居しづらい?

高齢者が賃貸住宅に入りにくいのはなぜでしょうか。その理由は下記になります。

1、孤独死の恐れ
2、意思能力喪失の恐れ(認知症)
3、保証人が取れない
4、家賃滞納が心配
5、保証会社の審査落ちの懸念
6、近隣とのトラブルが心配
7、設備等が高齢者用でない
8、失火の心配

物件オーナーの懸念点をクリアにするのが「分散型サ高住」

上記の理由から物件オーナーが高齢者の受け入れに躊躇ってしまうのです。しかし、これらをそのままにしていては現状のまま。解決の糸口につながるのは高齢者に寄り添う人、つまり見守りや生活に関わる困りごとをサポートしてくれる人材が近くにいることです。

イチイが取り組む「分散型サ高住」は、完全な賃貸住宅でありながら高齢者の見守り・巡回を行う見守りスタッフが住まいの近くにある地域センターに常駐しています。上記を未然に防ぐように日頃からケアしているので安心して暮らせる仕組みと言えます。

地域と連携しながら高齢者をサポートして安心安全に暮らせる住まいを提供する。これが「分散型サ高住」なのです。

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