新しい高齢者の住まい!地域の空室を活かす「分散型サ高住」とは

アクティブシニアに最適!自宅のようにマイペースに過ごせる住まい

イチイが取り組んでいるのが「分散型サ高住」です。
→前回の記事はこちらから

私たちが進めているのは、新たに建物を立てるといった新規開発ではありません。

「分散型サ高住」はまちに点在する空室物件を活用して高齢者向けの住まいにします。

 

「分散型サ高住」のスキームについて

「分散型サ高住」は新規で建物を建てるのではなく、既存の分譲マンションや既存のアパートの空室、戸建の空き部屋を活用します。それぞれの所有者から委託を受けて、賃貸管理業を行う当社が入居者(高齢者)を募集・管理運営を行います。

このスキームは、国土交通省が定めた「分散型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)制度」に則っています。

国交省が明言「高齢者の住まいの選択肢は広がる」

地域に点在(分散)する空室をバリアフリー等に改装して高齢者向け住まいにする「分散型サ高住」。これは「高齢者の住まいの選択肢は広がる」という国交省の考えに沿ったものです。

下記、国交省のコメントです。

「不動産業者にとって、古くて安い賃貸住宅はビジネス上のメリットが少なく放置されがちだが、これらのストックを活用し、入居者の安否確認ができる仕組みをつくることで、住まいの確保が困難な高齢者の選択肢は広がっていくと考えている」

新たに開発するのではなく、既存のストック(空室)を活用することが高齢者の住まいの選択肢を広げる。と同時に、高齢者が安心して暮らせる住まいにする。それに加えて、一般賃貸や戸建を活用するので高齢者が“普通の家(自宅)にいる感覚”で暮らせる

なぜ自宅にいるような感覚で暮らせるのか? それは住み慣れたコミュニティから離れなくて済むからです。

これを叶える住まいとして「分散型サ高住」は他の高齢者向けの住まいと比較しても群を抜いており、日本社会・高齢者どちらにとってもメリットが大きい住まいと言えます。

関連記事

  1. 【分散型サ高住の交流拠点】イチイが運営している地域センターをご紹介します

  2. 【60歳以上のシニア女性限定】イチイが手がけたシニア女性向けシェアハウス「シニアライフ田無」とは Vol.2

  3. 【シニア向け賃貸もSDGs】分散型サ高住が体現するSDGsのゴール

  4. 【国のモデル事業へ】イチイの「コミュニティ型高齢者住宅」とは

  5. 【住まいの多様化】これからは賃貸住宅でSDGsのゴールを目指す時代

  6. 【高齢者白書から読み解く】シニアの生きがいと地域コミュニティの関係性 Vol.3