サ高住や分散型サ高住、シェアハウスなど多様化するシニア向け住宅ですが、近年シニアから人気を集めているのがペット共生型賃貸住宅です。ペット可住宅とはまた違うペット共生型賃貸住宅とはどのような住まいなのでしょうか。
今回はシニアに人気の住まい・ペット共生型賃貸住宅についてご紹介します。
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ペット共生型賃貸住宅とは?ペット可住宅との違いは何?
ペットと暮らせる住まいの代表格がペット可住宅。ペット共生型賃貸住宅と同じと思われがですが、中身は全く異なります。
ペット共生型賃貸住宅とは、一言で言うと「ペットが主役になれる住まい」。ただ一緒に暮らせるだけでなく、ペットが快適に暮らせる仕様となっていることがペット可住宅との違いです。
ペットの快適な暮らしを叶える仕様の具体例は下記になります。
・犬が思いきり走れるドッグラン
・猫が気ままに動けるキャットウォーク
・ペットの散歩時に活躍する足洗い場、リードフック
・お風呂もらくらく♪トリミングルーム
ペット目線になってペットが気持ちよく過ごせる設備を備えている住まい。これがペット共生型賃貸住宅なのです!
ペットがもたらすシニアへの好影響
ペットがシニア世代にもたらす良い影響の代表格として「認知症予防」があげられます。
ペットに餌をやったり散歩をしたりなど能動的にお世話することで記憶力が向上し、毎日に張り合いが生まれます。この日々の繰り返しが認知症予防につながっていくと考えられます。
認知症予防以外にも、ペットがシニアにもたらす好変化はいくつもあります。
幸せホルモンが分泌
人は動物と見つめ合ったり触れ合ったりすると、“幸せホルモン”と呼ばれるオキシトシンが分泌されます。脳の下垂体から分泌されるオキシトシンは身体の痛みを和らげるだけでなく、心を癒してくれます。
また、犬と見つめ合った時に分泌されるオキシトシンは通常の3倍以上とのこと! ペットは癒しの存在であることが科学的にも解明されているのです。
話し相手ができ、孤独を感じなくなる
ペットの名前を呼んだり話しかけたりなど、ペットはシニアに発語する機会を与えてくれます。犬や猫は言葉を話せないものの、飼い主の呼びかけに仕草や態度で応えてくれます。コミュニケーションの機会が増えることで、孤独や不安を感じにくくなるのがメリットと言えるでしょう。
犬を飼育している場合、散歩で人の輪がつながることも。同じ時間に散歩をする飼い主と顔見知りになって、話す機会が生まれるかもしれません。
運動量が増え健康的に
前述した犬の散歩など、自然と外出する機会が増えるため運動時間も必然と確保されます。とあるアメリカの研究によると、65歳以上のペット飼育者はペットを飼っていないシニアと比べて1日あたり20分以上長く歩いているとのこと!またチェコ共和国の研究では、平均年齢68歳のシニア44名を対象に睡眠に関する調査を実施した結果、犬を飼っているシニアの睡眠の質が良い傾向にあることがわかりました。
このようにシニアがペットと暮らすことで得られるメリットはたくさん。ペットがいることで心身ともに健やかになれるのです。
イチイグループはペット共生型賃貸住宅を推進
現在イチイが取り組んでいる分散型サ高住にもペット共生型賃貸住宅をラインアップに取り入れる予定です。また、イチイグループでは一足早くペット共生型賃貸住宅を取り扱っています。
次回はイチイグループがご紹介するペット共生型賃貸住宅についてご紹介します。